さて、皆さんは「風が吹けば桶屋が儲かる」という格言(?)をご存知だろうか。風がが吹いたら砂ぼこりが舞い上がって目に入って失明する人が増えて...というアレである。実はそのカラクリと同じように、どうやら「気温が下がるとカメラ屋が儲かる」ことになっているらしいのである。その仕組みはこうだ。
1)寒い日
2)寒いので上着を着る
3)上着のポケットにコンパクトカメラを入れる
4)寒いから頻繁にトイレに行きたくなる
5)寒いので上着の前を閉めたまま用を足す
6)たくしあげた上着のポケットからカメラが落ちる
7)かたいトイレの床へ落下した衝撃でカメラは壊れる
8)新しいカメラを購入するハメになる
9)カメラ屋が儲かる
と、このようにして、寒波の厳しい年はコンパクトカメラの売り上げが上がるとか上がらないとか。少なくとも私はこれで、カメラを壊したりなくしたりしています、ええ。ちなみに上着のうち最もよろしくないと思われるものは、ユニクロのポケッタブルパーカー、ポケットの角度と「返し」のなさ加減が落下に最適化されています。でも愛用。
しかしながら、それも去年までの話。今年から本格的に日常使い始めたデジタルコンパクトカメラは、それはもう何度も落としたりぶつけたり投げたり(?)しているのだが一向に壊れる気配はない。「これはイッた!」と何度天を見上げたことだろう。正直助かっている(サイフが)。
キズやへこみだらけのボディからは、私と共にいた時間を感じさせる。時間もショット数もフィルム時代の『XA』にはまだまだ及ばないのだけれど、XAが約一年ごとに落として壊して新たに購入していたことを考えると、この『IXY
Didital L』がこの冬を乗り切れれば或いは。
いや、きっと乗り切っていただきます。乗り切ってもらわねば困ります。
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※ちなみに、桶屋が儲かるのは、...失明した人は三味線を習うことになり、三味線の原料となる猫が乱獲され、その結果ネズミが増えて桶がかじられ、新しい桶を購入するハメになるため。
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