さて、まず今年の私的祇園祭装備を紹介することから。
項目 |
品名 |
装備場所 |
カメラ |
Canon IXY Disital L |
右袖 |
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Leica M3 + DR Summicron |
首下げ |
フィルム |
Tri X |
左袖 |
その他 |
予備電池 |
Mの鞄 |
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予備メディア |
Mの鞄 |
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携帯 |
帯に挟む |
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現金 |
左袖 |
悩みのカメラは、IXYは常時携帯として、選んだのはLeica M3 + DR Summicron。EOS
10D + EF20mmと迷ったが、浴衣には似合わないというのと、夜なのでピント合わせがほぼ不可能(註)、ということからレトロであり明るいレンジファインダーのM3をチョイス。その他について、三脚、ストロボ、露出計、バッグ類は割り切って一切装備せず。露出は勘にまかせた。
実際に、この装備で撮ってみた感想は、人が多く引きがとれない中でM3のレンズが50mmというのがツラかった。結局数枚しか撮っていない。その分IXYが活躍したのだが、普段どんなに暗くても全く使わない内臓ストロボを気まぐれに使ってみたりして結構楽しめた。ただし予備電池も使うことになった。携帯を袖に入れると不恰好になるが、帯に挟んで掛けておくのを、前日に電車内で浴衣の女の子がしているのを見ててマネてみたのだが、これがイイ塩梅。
結果として、この装備が最適かといえば、そうではなかったと思える。メインとサブのカメラが逆転しているし、デジタルとフィルムという使い分けもあいまいだった。来年はどのような装備になるのか...今から頭が痛い問題である。
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ここからは、今年の祇園祭で見かけたカメラを紹介していきたい。といっても、そもそも浴衣姿でカメラを持っている人は全く見られなかったし、服装抜きにしてもカメラ付携帯で撮っている人が圧倒的に多かったのが実情。カメラ的にはオジサンを中心にコンパクトデジカメが多い。デジタル一眼は見られなかった。一番気になったのは、銀塩一眼が激減していたということ。ハッキリ見かけたのは、4人。
まず、鉾のすぐそばで、三脚にEOS-1V + EF17-35で撮っている若者。周囲の迷惑も考えずいい根性しているが、レリーズ使わないところ等いかにも素人ッポイといえよう。次に、MINOLTA
303siのオジサン。ストロボを発光させない方法が分からず四苦八苦していた模様。そして、ニコン系に暗い望遠ズームをつけて首からブラ下げていたオジサン、何か撮れましたか?最後は、OM系の女の子。5、6人の仲間で道端に座っていて、仲間をガシガシ撮っていた。
「写真を撮ろう」と意気込んで祭に来る人は、思ったより少ないのかもしれない。
ご意見、ご感想いただければ嬉しく思います。 掲示板、またはメールにてお聞かせください。
註:AFは信用できないので基本的にMFオンリー。EOS
10Dのファインダーは、ピントの山がつかめない上に、フォーカスエイドは中央一点にしても合焦範囲が広すぎてお話にならない。M3でのピント合わせは暗所でも全くストレスなく、この点は全く正解だった。
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