写真にまつわるエトセトラ

JULY 15 ,2004

 
■祇園祭に最適な装備を考える(1)
No.012


毎年、7月15日になると頭を悩ませる問題が浮上してくる。それは、祇園祭にどいう格好で臨むかという問題だ。格好といっても、浴衣に下駄は絶対外せないので、それ以外の持ち物ということになる。しかし、この「浴衣に下駄」ということが、他の持ち物に決定的な影響を与えるのがこの問題の難しいところである。ここでは、その中でもとりわけ悩みのタネである、「撮影用具」について考えていきたいと思う。

祭、浴衣、夜店、家族でお出かけ、とくれば、非日常回路に電流が流れ、写真の第1原理である、「何かが写せるかもしれない」という期待の高まりを生じるのは必然であって、そうなれば、「カメラ持っていこう」となるのは自然な流れであろう。しかし、ここで先に挙げた問題に遭遇することになる。その問題点を簡単にまとめると以下の3点に集約される。

(1) 浴衣に合うカメラって何だ。

(2)カラーか、モノクロか、銀塩かデジタルか。

(3) フィルム等の小物は何に入れて携行するのか。

(4)三脚やストロボはどうするか。

はじめに申し上げておくと、ここでは結論はでていない。そこで、同じような境遇の方がどうしているのか、そういった情報を集めて参考にしようじゃないかというモクロミなのである。一口に祭といってもさまざまあろう。よって、以下に今回の祇園祭の宵山を想定した条件を列挙していきたい。

■ 服装は浴衣、下駄履きとする。

■ 時間は夏の19時〜22時の間とする。

■ 他人との距離が50cm内外の人ごみ。

■ 移動は電車と徒歩とする。

このような条件下で、イける装備とははたしてどんなものなのか...
どうか、皆さんにも考えていただき、どんなご意見でもお知らせいただければ嬉しく思います。 掲示板、またはメールにてお聞かせください。

私は、実際に現場でどのような装備が見られるのか、観察をしたいと思います。その結果はまた後日、このコーナーにて。