FEBRUARY 26 ,2009




■こぞうさんのための写真シュー講座
No.SP1
[出版社] 各種
[判型] 各種
[価格] 各種


みなさんこんにちは、JINです。今回は特別編として、何か“写真集ベストテン”みたいなのをやって欲しいとのことなのですが、まあベストが多すぎてとても10冊ではおさまらない(笑)。でも、写真などをやっていると、よく聞かれたりもするものですよね、「オススメの写真集ありませんか」ってね。実は先日私も、写真のことを何も知らないけれど興味があるって人に、「これから写真始めたいんですが何かオススメの写真集はありませんか」って聞かれたんですよ。

そこで今回は、その時に私がセレクトして実際に貸し出した5冊をここで紹介してみようと思います。なぜ5冊なのかって?それは一週間で写真を学べるようにです。一日一冊づつ貸し出して、土日はカメラ持って撮影に出掛けて下さいってことなんですね。

1
荒木経惟 『さっちん』 新潮社
…“出発点”でもある名作をあっさり乗り越える「天才」。先入観を壊そう。
2
アッジェ 『アッジェ/巴黎』 リブロポート
…背景としての都市のカタログ。一人歩きする評価を知る前に観る。
3
Peter Beard 『THE END OF THE GAME』 Chronicle Books
…伝えたい意味と伝わってしまう意味を考える。
4
藤原新也 『メメント・モリ』 情報センター出版局
…言葉に固定された写真を疑え
5
森山大道 『写真よさようなら』 パワーショベル
…これをどう受け止められるか。あなたの写真の試金石。


これらは、いわゆる「写真」を知らない人に、少しでも写真表現の可能性や多様性を感じてもらえれば、という思いでセレクトした写真集です。例え今はよく分からなくても、写真を続けていく中で、この時見た写真集が何かの指標となって役に立つ時がきっと来る、そう思います。

※リンク先は、現在でも手に入りやすい新判や中古商品にしているので、ここで紹介したものとは出版社や一部内容が異なっている場合があります。